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朝も夜も子育ては常にバタバタ。子どもに対しては命令や指示ばかりになってしまいがちです。しかも、毎日毎日、同じ指示の繰り返し。子どもにペースを乱されてイライラすることも多いです。
朝の準備と登園のイライラ
そろそろ起きて!早く着替えて!顔洗って!そろそろ保育園行くよ!もう行くよ!早く用意して!もうバイバイするからね!
お迎えから寝るまでのイライラ
もう帰るよ!園庭で帰りに遊んじゃダメなんだからね!もうご飯だよ!早く食べて!お口動いてないよ!もうお風呂入るよ!歯磨きしないと虫歯になるよ!もう寝るからね!早く寝ないと元気にならないよ!絵本はあと一冊だからね!
命令や指示の代わりに使える質問言葉
朝と夜の典型的なハッスルです。もう、毎日毎日、同じことで子どもにイライラしてしまいます。
あの手この手で子どもをコントロールしようとすると、益々ヒートアップ。だからと言ってずっと見守っているわけにもいきません。
信頼して見守り、できた時に勇気づけるのが理想的です。でも、正直、限界があります。そんな時に有効なのが、好奇心をそそる質問です。命令や指示に比べて、子どものことを尊重できます。
朝起きて、なかなか顔を洗わない娘に対して
命令口調や指示言葉
- はやく顔洗って!
- はやく顔洗ってくれる?
子どもの反応
- 子どもはやる気にならないことが多いです。怒って言おうものなら大泣きになります。
好奇心をそそる質問
- お着替えする前に何するんだっけ?
- 朝起きたらまず何するんだっけ?
子どもの反応
- 顔洗うの〜!と得意げに言います。(あくまでも成功例で毎回成功するわけでもありません)
兄妹で遊びに夢中でなかなか寝ない
命令口調や指示言葉
- はやく寝なさい!
- 5分だけって約束したでしょ!
子どもの反応
- 言うことを聞かないか、泣き出します。
好奇心をそそる質問
- どうしようかぁ?
- 2人ともどうすんの?
子どもの反応
- うーんとー。長い針が12になったら寝る〜
どうしようかぁ?は、オールマイティな開いた質問(オープンクエスチョン)になります。子どもが自分で考えざるおえない質問です。
子どもがなかなか宿題をせずマンガをずっと読んでいる
命令口調や指示言葉
- はやく宿題やりなさい!
- もう時間だよ!
子どもの反応
- マンガを読み続けるか、いやいや宿題に着手します。
好奇心をそそる質問
- 今日の予定は?
- これからどうするの?
子どもの反応
- そろそろ宿題する
勉強や宿題は難易度が高いです。大人や大学受験間近の高校生だって、なかなかエンジンかからないのではないでしょうか。私も同じようなもんです。嫌な仕事をつい後回しにしたり。家事が溜まってしまったりです。
スイッチの入り方はそれぞれ違います。子どもに、いろいろ試すしかありません。成功すると心の中でガッツポーズです。
命令口調と指示言葉が悪いわけではありません
家事に育児に忙しい毎日です。命令や指示を無くすなんてことは実質不可能ですよね。命令口調や指示言葉ばかりにならなければ、信頼して見守ったり、質問したり、命令したり、いろいろあっていいと思います。
何を試してもうまくいかないことの方が多いかもしれません。子どもが見ている世界や時間の概念は、大人のものとは違います。
子どもへのイライラも子育ての醍醐味かもしれません。子どもが成長して、イライラする日々にも、いつか終わりの日が来てしまうんです。
そう考えると、少しだけイライラもおさまります。