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中学受験勉強の真っ只中のお兄ちゃん。思うように勉強時間が伸びません。休憩時間の方が長くなり、親もイライラしちゃいます。
中学受験をしていない私から見れば、塾に行ってるだけでも大したもんです。まだ7月。これから、もっとエンジンがかかってくるかと思うと、小学生のみんな、ほんとによく頑張っています。
アドラー心理学の子育てをしているお父ちゃんですが、あの手この手で、間接的に「勉強しなさい」と言っています。(アドラー式子育ての好奇心をそそる質問をするという言葉がけ)
ちなみにお兄ちゃんは、ある程度は「勉強しなさい」と言って欲しいそうです。勉強しなさいみたいなことを言った方がいいか、たまに、本人と確認しています。本人の合意の上ということになります。
最近のお兄ちゃん、思うように勉強時間が伸びずモヤモヤしているみたいです。ほぼ毎晩、後悔しています。つい、遊んでしまうとのこと。
アドラー心理学などを参考に、お兄ちゃんのモヤモヤについて、3つの可能性があることを説明しました。勉強時間が増えることを期待して。
- 防衛反応
- 成長の前触れ
- 勘違い
モヤモヤしちゃうのは防衛反応
モヤモヤしちゃうのは自然なこと。人間の防衛反応であることを説明しました。
「なんとかしなくちゃ!」と体が防衛反応をしているというものです。大人でもありますよね。あの仕事早くやらなくちゃ。お皿洗いしなくちゃ。休日出勤しなくちゃ。など。
あと、ダラダラしている時は、脳が休眠モードに入っているから、頑張って初めの一歩が出れば大丈夫なはず、と補足もしました。
モヤモヤしちゃうのは成長の前触れ
「モヤモヤしちゃうってことは、なんとかしたいって思ってるんだよね?ということは、それって成長の前触れかもしれない」「もどかしさもあるんじゃない?成長したいって思ってるんだよ」
うーん。きっと息子は、何かを感じとってくれたと思います。
ちなみにアドラー心理学では、人間は、常により良い目標に向かって動いていると考えます。
もどかしさやモヤモヤというものは、きっと、より良い目標に向かう過程において感じるものではないかと思います。
少なくとも、そう考えると、活力が湧いてきます。
モヤモヤしちゃうのは勘違い
3つ目は勘違いについて。
脳はたまに勘違いしてしまうことを説明しました。防衛反応ではない勘違いです。(考え方のクセが過剰に反応してしまうこと)
「モヤモヤが単なる勘違いの場合もあるんだよ」
「えー!見分けがつかな〜い」
「なんとなくわかるよ」
勘違いがあるかもしれないということを知っておいてほしかったんです。
防衛反応が暴走して、過度に心配してしまう時があります。
例えば学校の宿題です。病気で休んでいたら宿題が溜まります。大人目線だと、別に宿題ができなくてもいいと思うのですが、子どもにとっては、先生の指示は絶対なんです。宿題ができなくて泣くこともあります。
「宿題は絶対にやらなきゃならないものと、勘違いしてない?」と聞いてみました。
「うん」
「防衛反応が過剰に反応して、勘違いしてるかもよ?」
「よくわからない」
上手く説明できませんでした(^^) また、チャレンジします。
勉強時間は増えたか
勉強がしたくてもできないモヤモヤした状態を、息子は、少しだけ楽しく、肯定的に受け止めることができるようになったと思います。
息子がダラダラしてる時は「なんかモヤモヤしてない?防衛反応出てない?」とちょっとふざけた感じの声かけを何回かしました。
若干ですが、勉強に戻るタイミングが早くなったと思います(^^)
二階の脳について
余談ですが、息子が通っている塾では、自制心のことを、二階の脳の働きとして子ども達に教えています。一階の脳はマンガやテレビを見たいと言った欲のようなもので、それに対しての二階の脳です。(ホームルームがある和やかな塾で、おっとりとした息子に向いています)
息子がダラダラしている時、こんな声かけもふざけた感じでしています。
「二階の脳、頑張ってる?」
多少、効果かあります。この声かけの後に勉強に戻ったことが何回かあります。
間接的に勉強しなさいということのバリエーションのひとつになりました。