目次
就職活動や転職活動、人事評価の面接に出てきそうな質問を取り上げて見ました。
コロナの影響で、テレワークが急速に進み、上司や部下が海外にいることが普通になる時代が思ったより早く来そうです。
子どもが大人になる頃には、当たり前になっているではないでしょうか。
そうなってくると、異なる文化や価値観を持った、離れた仲間との共同作業が増えてきます。異文化コミュニケーションが今まで以上に大切になってくるでしょう。
外資系企業で働き、精神的に追い詰められた時期もありましたが、アドラー心理学に出会ってだいぶ楽になりました。そんな経験も参考にして、グローバル社会の対人関係を楽にする2つのポイントをまとめました。
- 相手を尊重すること
- 要求は毅然と(又は淡々と)すること
アドラー心理学の勇気づけコミュニケーションがベースとなっています。相手も自分も大切にするコミュニケーションです。
相手を尊重すること
相手の意見や考えに対して、良い悪いでジャッジせずに、まず相手の立場に立って共感することから始めます。
まずは相手の意見や気持ちを聴きます
ちょっと理不尽と思えるような要求をしてくる相手もいるかもしれません。でも、理不尽さに対する考え方は人それぞれです。少なくとも相手の方は、理不尽と思ってないので、その要求をしてくるわけです。
相手を尊重するということは、相手を否定せずに、相手の関心事と目的に関心を持つことです。そして、その目的はいい目的のはずなんです。(アドラー心理学では、人は、必ずいい目的に向かっていると考えます)自分と共通の目的も見つけることもできるかもしれません。
その心構えがあれは、こちらが相手を尊重していることは、きっと相手に伝わります。そして、共通の目的に着目できると、協力に発展していく可能性が増えてきます。
文句ばかり言う人にもいい目的がある
例えば、職場にいる、文句ばかり言う人。(文句と考えるのはあくまでも主観なので、相手の立場では文句ではなく主張ですが、わかりやすく、文句という表現を使っています)
文句を言っている方の関心に興味を持ってみましょう。きっと、職場をもっと働きやすい場所にしたいという、いい目的に向かっているのではないでしょうか。
もっと働きやすい場所にしたいのは、みんなの共通の目的です。文句を言っている方も、言われている方も、両方とも幸せになる道筋があるはずなんです。
さらにです!文句を言っている人は、その目的のために、協力を惜しまないかもしれません。
きっと民主的に物事を進めることができる可能性は高いです!より良い職場環境に繋がり、みんなハッピーになるチャンスかもしれません。
尊重や共感をしても同意をする必要はない
尊重や共感をしても、同意をする必要はありません。業務上、従わなくてはならないと思えるような場面でも、意外とあっさり断ってもいい場合もあります。なぜなら、相手は、断られてもいいことを前提で依頼をしてくる場合もあるからです。断られて本当に困る場合は、再度、依頼をしてきます。
業務命令であれば、基本的には、従がわなければならない場合もありますよね。しかしながら、最終決定権は自分自身です。人間はボタンを押して動くロボットではありません。誰もあなたのことをコントロールはできないからです。
相手を尊重することと、相手に従うことは、別と考えます。断ってもいいし、断らなくてもいい。でも共感はする。その気持ちの折り合いがあった上で、断ったり、引き受けたりすると、罪悪感やイライラも減ります。
日本人は断るのが苦手ですよね。でも、相手を尊重して共感した上で、こちらの事情を伝えて断ることはできるんです。
要求は毅然と(又は淡々と)すること
逆のパターンです。例えば、頼みづらい依頼をすることを想像してみてください。
相手によっては、普段はたくさんお願いはしてくるのに、こちらからお願いをすると、なかなか引き受けてくれない人もいます。
ちょっとイライラしちゃいますよね。
イライラしてもいいんです。でも、本当に大切なことなら、断られても、食い下がらずにもう一度お願いをしましょう。意外とあっさり引き受けてくれたりもします。こちらの事情が分からないので、まずは、相手は自分の主張をしているだけかもしれません。
淡々と依頼をすること
それでも、人によっては、なかなか引き受けてくれないかもしれません。明らかに、その人に責任のあることであれば、淡々と依頼するのがオススメです。
相手の対応や態度に振り回されるのはこちらへのダメージが大きいからです。なので、淡々とです。断ることを試みることは相手の自由と考えます。その自由を尊重した上で、淡々と再度依頼すればいいんです。
モヤモヤした気持ちは単なる勘違いの場合も
あまり協力的じゃないなぁ、と思ってしまうのは、単なる勘違いの場合も多かったりもします。(特にメールでのやり取りでは)
チャットで顔を見ながら話してみると、あっさりモヤモヤした気持ちが晴れることもあります。
基本的にはみんな協力的という前提に立つ
基本的にみんなは協力的という前提に立ってコミュニケーションを取った方がスムーズにことが運びます。思考が態度や言葉に現れるんだと思います。相手も、信頼されてた方が心地よいですからね。
相手も自分も大切にするコミュニケーション
日本人は比較的、相手を大切にするコミュニケーションが多いと思います。忖度や自己犠牲の美徳みたいなものもあります。相手を察するという文化で、お互いを大切にし合うことに繋がります。
しかしながら、相手が自分のことを同じように大切にしてくれないと、なんだか嫌な気持ちになってしまうことがあります。つまり、相手を大切にしているようで、実は、していないんです。自分に厳しく、相手にも厳しくなってしまうんですね。
異文化コミュニケーションでは、相手が同じように察してくれるとは限りません。なので、違いを尊重して、自分も大切にする、両方を大切にするコミュニケーションの方が向いています。
日本人は相手を大切にすることが得意だと思います。あとは自分を大切するだけです。そうすることで、いろんな価値観を持った人とのコミュニケーションが心地よくなります。
断ってもいいし、断られてもいい。要求されても、要求してもいいんです。それでも、相手を尊重して、共感して、大事にすることができます。
もっと自分のことを大切にしていきましょう!
国際交流に役立つスキルが自然と身につくアドラー心理学の子育て
最後になりましたが宣伝です(^^) アドラー心理学の子育ては、相手も自分も大切にすることを育んでいくエッセンスが散りばめられています。子どものグローバル社会を生き抜く力が自然と伸びていきます。
自分の魅力に目を向けてみる
グローバル企業で働く上で1番大切なことは、自分の魅力に目を向けることだと痛感しました。自己肯定感が低いと何かと苦労するんです。こちらの議事も読んで頂けたら嬉しいです。