リモートリーダーシップに効果絶大!とてもシンプルなアドラー式クラス会議の2つの要素

リモートリーダーシップに効果絶大!とてもシンプルなアドラー式クラス会議の2つの要素

勇気づけの働き方改革

コロナ禍で不安を持ちながらの出社。慣れないテレワーク。緊急事態宣言が出た頃は、毎日がいっぱいいっぱいでした。

そんな時、リモート職場会議に取り入れたのが、アドラー心理学のクラス会議です。

クラス会議とはアドラーの後継者達が推奨する共同体感覚の育成を目的とした民主的な会議。

(共同体感覚とは、所属感、安心感、信頼感、貢献感、平等感、一体感など、共同体と自分の両方が幸せになる感覚。自分の好きな趣味の会に参加している時の感覚に近いです)

数年前に職場の部門会議にクラス会議の要素を取り入れようとしましたが上手くいきませんでした。今回は再挑戦です。

コロナの影響でテレワークが進み、コミュニケーションが今まで以上に大切になっています。離れて仕事をする仲間をファシリテートするリモートリーダーシップの重要性も問われ始めました。

離れた仲間を率いるリモートリーダーシップでは以下のことが大切であるとされています(社内で実施されたオンライントレーニングで私の印象に残っている部分です。個人的なフィルターがかかっています)。

  • 目的の共有・・・今まではなんとなく共有できていたことも、離れているとできなくなる。逆に、しっかりと共有ができれば、離れていても、協力して成果を上げることができる。
  • 繋がり感覚・・・離れていると、意識して取り組まないとチームとしての一体感が薄れ、孤独感からパフォーマンスが下がる可能性がある。逆に、意識して取り組めば、チームワークを高めることも可能。共感が重要な要素となる。

これら2つはアドラー心理学が非常に参考になる分野なんです。なので、クラス会議の要素を取り入れようと決意しました。

今回はクラス会議の2つの要素に絞り込み、オンライン職場会議に役立てようと試みました。

  • 全員が会議の議題を提案する権利がある
  • 全員に発言の機会がある。パスもオッケー

そして、週に2回、30分のオンライン会議を実施することに。とてもシンプルですが効果を実感できました。現状ですが、建設的な提案が多く、労働環境の改善にも繋がっています。

全員が会議の議題を提案する権利がある

テレワークが進むと仕事の進め方もどんどん変わっていきました。他部署との連携や相互サポートの仕方にも変化が必要に。

こうした方がいい。ああした方がいい。こうしてもらいたい。悩みや改善案など、いろんな想いが各個人に湧いてきました。いっぱいいっぱいで感情的になってしまうこともありました。

議題提案シートの設置

みんなの想いや提案を共有するため、議題提案シートを共有フォルダに設置しました。提案シートに書かれたことは、オンライン会議で議題となります。

何か悩みがある時は、「じゃあ、提案シートに書いといてくれる?」としています。

この仕組みのいいところは、自分の悩みや意見を必ずみんなに聞いてもらえると言う点です。

所属感や貢献感が芽生える

自分の悩みや意見を聞いてもらえると、以下の感覚を感じることができます。

  • 自分はみんなに受け入れられている(所属感)
  • 自分は役に立っている(貢献感)

人は自分の話を聞いてもらえるだけで元気や活力が湧いてきますよね。精神的な安定ても繋がります。

みんないい目的に向かっている前提とする

会議で話し合う時の基本は、否定をしないということです。必ずいい目的に向かっているという前提に立ちます。提案なので、当たり前と言えば当たり前ですね。

解決方法は提案通りにならないこともありますが、そういう雰囲気があると、別の解決方法で、提案の「いい目的」を達成することに繋がるんです。

議題が誰かの悩みの場合も同じです。いい目的に向かっているという前提で、まずは、その悩みを受け止めます。質問があれば質問をします。みんなに聞いてもらえるだけでも、嬉しいもんです。私は聞いてもらえるだけで、かなり嬉しいです!

全員に発言の機会がある。パスもオッケー

次のポイントは、全員に発言の機会を設けるというものです。リモートだと、全員黙ってしまい、会議の進行役は、物足りない感が出てしまうことがあります。(物足りないだかでなく孤独感も、、、)しかしながら、この方法を取れば、ほぼ確実に、みんなが発言することができます。

順番に意見を聞いていく

極めてシンプルな方法です。順番に意見を聞いていくだけです。

「〇〇さんどうですか?」

意見が思いつかなかったらパスもオッケーです。

一周回ったら「〇〇さん、何か思い浮かびましたか?」ともう一度聞きます。他の人の意見を聞いているうちに、アイデアがでてくることがよくあります。

多様性のある解決案が出てくる

ただ一人一人に順番に聞いていくだけなんですが、いろんな意見が出てくるもんなんです。人の視点って意外と異なっているからだと思います。

そうすることで、妙案というか、みんなが納得できるような案が出てきます。不思議です。上手くいかないかもしれないけど、まずはやってみよう!という気持ちにもなります。

民主的に決めることの重み

みんなの意見を聞いて決めたことって重みがあります。自分の意見を聞いてもらえたこと。しかも真剣に聞いてもらえることで、参加者意識ができ、主体性を感じることができるからだと思います。上司や誰かに指示されたことを実行するのと比べて、モチベーションレベルがだいぶ違います。

オンライン会議が困難を克服する原動力に

コロナ禍での不安な毎日ではありますが、そんな時こそ、共同体感覚(自分も相手も大切にする感覚、所属感、信頼感、貢献感など)が、支えになります。民主的なアドラー式職場会議は、そんな感覚を高めるのにきっと役に立つはずです!

議題提案シート。順番に発言。とてもシンプルですが是非試して頂きたいです!

クラス会議はこんな雰囲気です

共同体感覚とは感覚なので、なかなか文章で表現するのは難しいのですが、こちらの記事でクラス会議の雰囲気を感じて頂けたら嬉しいです。

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