子どもの困った行動が逆に愛おしくなる。「イヤイヤ期」は「魔の2歳児」というよりも「輝く2歳児」という考え方。

子どもの困った行動が逆に愛おしくなる。「イヤイヤ期」は「魔の2歳児」というよりも「輝く2歳児」という考え方。

2019年2月14日

最近、モンテッソーリの本を読んで感動しました。(マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育

勇気づけの子育てと類似点が多くあり、困った行動が愛おしくなります。

モンテッソーリ教育は、特別な幼児教育法というイメージがありましたが、そんなことはありませんでした。

モンテッソーリ教育の基本は「観察」

シンプルにいうと、子供をとことん観察して、子供の視点に立ち、子供の本来の能力を信じて伸ばす教育法といった感じです。

まさに、子供の目で見、子供の耳で聞き、子供の心で感じる。子供の関心に関心を持つ。をとことん科学的に研究した教育法のように思いました。

アドラー心理学を学んでいるとよく出会う言葉、「相手の目で見、相手の耳で聞き、相手の心で感じる。」や「相手の関心に関心を持つ。」という言葉が、しっくりきます。

私としては、勇気づけの子育てを基礎として、モンテッソーリの考え方や具体的な方法を要所要所に取り入れるのが、いいのではと感じています。(今後どう展開するか未知数ですが。)

子供の困った行動の意味

例えば、プリンセスのこんな行動(過去の行動も含みます)

脱衣場に敷いてある、足拭きタオルがぐちゃぐちゃになってたら、めっちゃ怒りだす。イライラしながら、シワをなおしたりします。ちょっとアドバイスしようものなら、怒り出すことも。

ご飯を食べる時に、席順にこだわり、お父ちゃんが普段と違うところに座ると怒り出す。

保育園の帰り道で、違う道を通ると、結構怒る。(先日、お母ちゃんにかなり怒っていたようです)

寝る前にひも遊びに集中しだしてなかなか布団に入らない。急かしたら、かなり怒った。(つい先日も急かしてしまい、怒らせてしまいました。そんな時は、共感して、ごめんね、でなんとかおさまりました。ふー。たしかに、子供にとっては、せっかく集中してるのに、急かしたら、怒りたくもなりますね。)

坂道ではなく階段にこだわる

自分で自分で〜とこだわる(今も続いています)

スプーンでテーブルをたたく

などなど。

大人にとっては、ペースを乱される、困った行動かもしれません。イライラすることもある行動かもしれません。

でも、子供にとっては、どれも成長する過程で、非常に重要な仕事とのこと。

秩序感や敏感期に見られる特徴的な行動のようです。(五感や運動、バランス感覚や感情の成長期のようなものと今のところ理解しています。)子供を研究し尽くしたモンテッソーリがそのように言ってるなんて、時にはイライラしてしまうような行動も、なんだか愛おしくもなってしまいます。

急かしたり、口出ししないで、見守るモチベーションも上がります。

ただ、全く口出しをしてはいけないというわけではなく、ひとりでするのを援けるのは、推奨されています。

「助ける」ではなく「援ける」

本では、「助ける」ではなく、「援ける」となっていました。

あくまでも、必要に応じたアドバイスや、ゆっくりお手本を見せるなどをして、ひとりでするのを援けるとのこと。集中している時は、たた見守るのがいいのかもしれません。

子供の力を信じて、見守る心構えがあれば、ひとりでするのを「援ける」にもなるかもしれません。

うまくいかなかったり、こだわりで、機嫌が悪くなったら、穏やかに「共感」。

基本的には見守って、「できた」時に、「できたねー。嬉しいね〜」と穏やかに「勇気づけ」。

「自分で自分で〜」は、ゴールデンタイム。

モンテッソーリを少し学んだら、プリンセスのいろんな行動が、いちいち愛おしくなりました。

写真は、お風呂に入ろうと思った時に、急にハサミと鉛筆で遊び出したプリンセス。

もう時間も遅くなっていたので、急かしたいのはやまやまですが、グッとこらえてみました。

しばらく集中した後、すんなりお風呂に入ってくれました。お風呂もご機嫌さん。(ここまではうまくいって、よっしゃ〜)

しかしながら、うまくいったのはそこまででした。お風呂から出たら、想定外のことが起こり、機嫌が悪くなりました。ふー。なかなかうまくいかないものです。さすがにその状況は愛おしくなりませんでした。