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やっと我が家でもアドラー心理学が流行ってきました!妻も息子もアドラー本を読んでるのを発見。
92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て(大川繁子)
妻が読んでいるのはアドラー式子育てとモンテッソーリ教育のいいとこ取りの本。アマゾンへのリンクはこちらです。
私がアドラー式子育てにハマったきっかけは、妻の子育て本セレクションの中にたまたまあったアドラー子育て本。でも、妻は私ほど興味は示さずでした。
どちらかというと、妻は、モンテッソーリ教育を何となく子育てに取り入れていたことを後から気づきました。
そしてついに、妻がアドラー本を読むことに!
嬉しい限りです。
さて、この本。アドラー式子育てとモンテッソーリ教育の実践が自然にできるように工夫されています。というか、見事に融合されています。
「勇気づけ」と「援ける」の融合
アドラー心理学の技法である「勇気づけ」は、子供に「私はできる」「私は役に立っている」という自己肯定感と所属感(幸せになる感覚)を育てることを目的としています。子供の力を信じて、経験させて、長期視点で、子供の成長を見守ります。植物の成長に必要な水に例えられることもあります。
一方、モンテッソーリ教育では、「援ける」という考え方があり、子供の成長段階に合わせて、ヒントを出して、ひとりでできるようになることを援けます(助けるではなく援ける)。相良敦子さんの本のタイトルにもなっている「ママ、ひとりでするのを手伝ってね」という考え方です。発達段階に合わせて教具(知的玩具のようなもの)を使って「私はできる!」の成功体験を重ねて自信をつけていきます。具体的な教育技法でもあり、実際にいろんなスキルが身につくことも特徴です。
勇気づけ学園幼児部の活動からわかること
阿部洋子さんが運営しているアドラー式子育てを基礎とした幼児さん向けのイベントに娘は定期的に通っています。数ヶ月に一回のペースですが、行くたびに娘に変化があります。
NPO法人勇気づけ学園幼児部小学部の公式アメブロページはこちらです。
https://ameblo.jp/yuukizukegakuen
物事にチャレンジすることに前向きになります。子供に自由に過ごしてもらいつつ、料理にチャレンジしたり、火を起こしたり、自然遊びなど、仕掛けがあり、勇気づけを通して、幼児さん達は成長していきます。
ブログにも書いたことがあります。詳しくはこちらを参照してください。
モンテッソーリ教室の活動からわかること
娘は週に1回、モンテッソーリ教室に通っています。そこでは、様々な教具を使って、いろんなことができるようになっていきます。
成長段階に合わせて、子供に教具を選択してもらいます。先生は、子供が何に興味があるか。何ができるようになってきているか。よく観察しています。子供が集中することを大切にするのも特徴です。
教室の最後に親達に何をしていたかを一人ひとりに説明します。その説明が本当に細かく、よく観察されていることがわかります。ある意味、アドラー心理学の共同体感覚の基本である、相手の関心に関心を持つを、とことん実践しています。
まだ半年くらいですが、ハサミの使い方が上手になったり、数字が数えられるようになったり、いろんなことができるようになっていきます。家でも効果があります。まだ、年中さんですが、自分で爪を切ります。お兄ちゃんには心配で、なかなかひとりでやらさなかったです。
こちらは初めてモンテッソーリの本を読んだ時に感動したことを書いたブログです。
アドラー式子育てとモンテッソーリ教育の融合
この本は、このような、それぞれのいいところを融合した内容になっています。きっと、大川さんの奇跡の保育園は、勇気づけ学園とモンテッソーリ教室を合わせたようなところなんだろうなぁと想像しています。
阿部洋子さんは意識していませんが、勇気づけ学園は、実際のところ、モンテッソーリ教育の要素も満載だと思っています。オススメです。埼玉県川越に行ける範囲の方は、是非。
最後には、大川さんの反省も
本の最後には、大川さんの反省も書かれています。パパとママへのメッセージです。それを読んでこう思いました。
夫婦仲良く、夫婦で、子育てをする。
マンガで読むアドラー心理学とモンテッソーリ教育
マンガ部分だけですか、お兄ちゃんも最近読んでくれました!(本棚から勝手に出して)
マンガでやさしくわかるアドラー心理学、マンガでやさしくわかるアドラー心理学 2 実践編、マンガでやさしくわかるアドラー心理学 人間関係編、マンガでやさしくわかるモンテッソーリ教育
お兄ちゃんに感想を聞きました。結構、本質をついた感想だと思います。
6歳下の妹に泣かされることもある優しいお兄ちゃん。妹とのやり取りから、いろんな気づきを持ってくれることを期待しています。
アドラー心理学の本で印象に残っているところは?
勇気ぐじきはいけない
自信を持つ
ものの見方を変えたりする
モンテッソーリ教育の本で印象に残っているところは?
子供に自由にさせたら勝手に育つ
親は頑張りすぎない
小学生の性教育にもなるかもと期待
アドラー心理学マンガの人間関係編には、なんと、セックスレスの話など、男女関係の話も含まれています。まだ、その部分を読んでいるかは定かではありません。質問もしてこないので。
息子は5年生。性教育をどうしたら良いか、そろそろ考えているところです。日本は遅れてるようですから。私が子供の頃はほぼゼロでしたし、親からは何もありませんでした。なので、まだ、どうしたらよいかわからないのが正直なところです。
人間関係編は、男女関係の深いところも含まれているので、隠していたのですが、性教育の一歩目になるかもしれないと、最近、解禁して、普通に本棚並べていたところ、勝手に読んでくれたところです。
男女のセックスに対する期待や価値観の違いなど、大人が読んでも勉強になる内容です。いつか、その部分も読んで、いろいろ質問してくる日を期待しています。
アドラーとモンテッソーリの繋がり
アドラーとモンテッソーリには繋がりがありました。嬉しい発見でした!親和性がいいのもうなずけます。そのことを書いた時のブログです。