今年も日本にお越しになりました。ジョセフ・ペルグリーノ博士!「自尊心(Self-Esteem)を高めるワークショップ」

今年も日本にお越しになりました。ジョセフ・ペルグリーノ博士!「自尊心(Self-Esteem)を高めるワークショップ」

2019年8月4日

アドラーの時代を直接知る数少ない(唯一かもしれません)「存在そのものが勇気づける人」。

去年が最後の来日になるかもしれないと言われていましたが、今年も、来日されました!

来日1日目、8月3日のセミナー「自尊心(Self-Esteem)を高めるワークショップ」に参加することができました。

その内容と雰囲気をお伝えできればと思います。

まずは、自尊心の定義と概念をみんなで確認しました。いろんな定義の中で、私の中でピタッとはまったのは。

以下、テキストからの引用です。
「自尊心は、体の免疫システムのようなものと考えられます。」

なんか腹落ちしました。人生において、さまざまな困難に遭遇します。時には、トラウマとなりうるようなものも。

そんな時の復元力なようなものとも捉えることができます。

自尊心。めっちゃ大切ですね。

直接的には今日のセミナーでは言及されていませんが、「自尊心はいかに発達するのか」の部分で改めてわかったこと。

それは

「アドラー式子育て」と「アドラー式勇気づけ」は自尊心の発達に非常に有効であるということです。

子供の頃に勇気づけられて、自分はできる、自分は役に立っている、周りのみんなは優しい、という感覚が育つと、自尊心が発達するということです。

自尊心の増加と維持の方法についても学びました。

自分の中にいる批判家のいうことに注意を払い疑問を持つことです。

「本当にそうなの」と具体的に考えてみると、いがいと、違ったりします。

自尊心が低い時に困難に遭遇すると、自己批判が無意識に出てしまうことがあります。

そんな時は、自己批判家の言っていることに、疑問を持つということです。

例えば、「私は、みんなに迷惑をかけている。いないほうがいい。」と思ったとします。

「ホントにホント?」「それってどれだけ妥当なの?」

それほど迷惑はかけてないんじゃない? 聞いてみたら? 実際にいなくなったら、その方がみんな困ったり悲しんだりするのではないんじゃない?

という感じだと思います。

自分の自尊心のレベルの評価もしました。その中で特別低かった項目は。

私は自分の過ちによって勇気をくじかれる。
私は依頼されたことができないことを恐れている。
私はしなければならないことを後回しにする。

それで私が立てた目標と具体的な計画は。

目標
失敗して恥をかいてもいいから新しいことをチャレンジする。

行動計画
料理をする
洗濯物を毎日たたむ

ペルグリーノ博士のワークショップの特徴は、日本中から、日本のアドレリアン(アドラー心理学を学び実践している人)が集まることです。

そして、ペルグリーノ博士の公開カウンセリング(デモンストレーション)。

実際のカウンセリング、そして、みんなのコメントや質問から、カウンセリングの雰囲気を学ぶことができました。

ペルグリーノ博士のご年齢や健康状態から、今年が本当に最後かもしれないと言われていますが、今日、実際にあってみると、去年より、元気そうに見えました。

是非、来年も来日していただきたいです。

ブログや活動を通して、ペルグリーノ博士から学んだことをお伝えしていければ幸いです。