土曜日の午前中のことです。妻からのプレッシャーもありリビングを掃除しようとすると、床がおもちゃだらけで掃除ができません。
そこにはソファーでゴロゴロしている娘がいました。
なんとかして娘に片付けてもらいたいものです。
「片付けて〜」と言っても、まず、片付けてくれません。ゴロゴロしてますから。
子どもに片付けをしてもらうには?
うーん。アドラー式子育ての何を使おうか考えた結果、以下の2つを使うことにしました。
- 限られた選択肢・・・お願いや指示をする代わりに、いくつかの選択肢を子どもに提示する。子どもは自分で選択するので、自己決定した感覚があり、尊重された気持ちにもなる。選択肢によっては指示と変わらなくなってしまう。
- 好奇心をそそる質問・・・お願いや指示をする代わりに、子どもに考えさせる質問をする。自分で考えるので、自己決定した感覚があり、尊重された気持ちにもなる。誘導質問になると、命令と変わらなくなってしまう。
子どもの貢献心は大人が思ってる以上
父: どうしよう。お父さん、ここお掃除できな〜い(好奇心をそそる質問)
娘: 無言でゴロゴロ
さすがにこれだけでは効果無しでした。
父: 次のうちからどれか選んでくれる?(限られた選択肢)
- お片付けしてくれる?
- お父さんと一緒にお片付けする?
- お片付けしない?
娘: うーんと。お片付けしなーい!
まあ、ゴロゴロしてますから。。。一緒にお片付けするを期待したのですが、ダメでした。
父: そっかー。じゃあ、ここはお掃除出来ないから汚れたまんまになっちゃうね。他のところだけお掃除するね。(おもちゃを片付けるのは子どもの課題です。ゴロゴロしている子どもの肩代わりをして片付けるのは、子どもの自立や責任感の育成にも良くありません。おもちゃで散らかっている場所は掃除をしないことを覚悟しました。肩代わりをして掃除をしたいところですが我慢です。毎回我慢はできないので、できる範囲で。)
しばらく掃除をしていると、、、
娘: 2番にする〜!
父: 一緒にお片付けする?
娘: うん!
その後は、貢献心にスイッチが入って、お掃除をたくさん手伝ってくれました!
不思議ですが、子どもは大人が思っている以上に貢献心が強いんだと思います。
お掃除が終わったら勇気づけも忘れずに。ありがとう。きれいになって気持ちいいね。ママへの報告など。勇気づけポイントが満載でした。
私自身も、ひとりで掃除をするとつまらないですが、子どもと一緒にできて、楽しい時間となりました。