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こんにちは。ご訪問頂きありがとうございます。
仕事に育児に家事に頑張っているのに、妻からダメ出しされると、つい怒ってしまい夫婦喧嘩に。そんな夫婦も多いのではないでしょうか。私の場合、逆ギレしてしまうことも。反省しております。
ダメ出しする妻への怒りの感情の目的
なぜ怒ってしまうのか。アドラー心理学では、感情は、相手役に対して、ある目的を持って、自分が選んでいると考えます。
うーん。怒りの目的はなんでしょう。私の場合はというと
- ダメ出しをして欲しくない
- 勇気づけをしてほしい
- 認めてほしい
そんなところです。私自身、アドラー式子育てをしてるので、ダメ出しより勇気づけをすることを大切にしています。故に、ダメ出しする妻のことをダメ出ししている自分もいるんです。
一言でいうと、私の怒りの感情の目的は、認めてほしいという承認欲求なんだと思います。
(余談ですが、アドラーは、承認欲求のことを否定はしていません)
自己肯定感の追求
アドラー心理学では、人間の究極目標は、2つあり、自己肯定感(Sense of Significance)と所属感(Sense of Belongingness)の追求とされています。(諸説あります)
私の承認欲求の究極的な目的は、自己肯定感の追求なのではないかと思いました。
自己肯定感の追求における2つの方向性
自己肯定感を追求する上で、2つの方向性があります。
一つ目は、自己正当化や他者攻撃。自分は間違っていない!あなたが間違っている!という戦略です。自己否定や他者否定をしている状況に採用しがちな戦略です。所属感が低い時も採用しがちです。(共同体感覚が低い状態です)
もう一つは、自己受容と他者貢献。自分のできる範囲で十分。貢献できて嬉しい!という戦略です。自己肯定ができていて他者を信頼している状況で採用しがちな戦略です。所属感も高い時にも採用しがちです(共同体感覚が高い状態です)
私の承認欲求を伴う妻への怒りは、明らかに、一つ目の戦略です。妻を攻撃をして、自分を正当化しようとしていました。
共同体感覚が高い状態とは
2つ目の戦略を取るためのキーポイントとなるのが共同体感覚です。
アドラー心理学では、共同体感覚は精神的な健康のバロメーターとも言われています。自己肯定感と所属感の両方が高いと共同体感覚が高い状態となります。片方だけだと、他者攻撃や自己犠牲に向かってしまう傾向があります。
他者攻撃の例です。自分に自信があっても、疎外感や孤独感を感じていると、自分は間違ってない!みんなが悪いんだ!と思ってしまう感覚です。
自己犠牲の例です。自分に自信がないと、所属するためには、自分を犠牲にしないとダメなんだ!と思ってしまう感覚です。
自己肯定感も所属感が高いと、同じ行動をしたとしても、自分は貢献できていて嬉しい!という感覚になります。
共同体感覚のポイントは自己受容
共同体感覚のキーポイントになるのが自己受容です。
自己受容とは、自分の不完全な部分やネガティブな感情も含めて、ありのままの自分を大切にできている感覚です。
極端な例ですが、小学1年生の算数が出来ることに対して、怒りを伴う承認欲求はありません。「小学校1年生の問題もできないのかよ!」とバカにされたってへっちゃらです。自分ができていることを自分自身が十分に認めてるからです。
つまり、自分の不完全部分、失敗する自分、怒ってしまう自分など、ネガティブな部分も含めて受け入れていれば、ある意味、無敵になります。不完全な部分も含めて全てを小学校1年生の算数レベルまで認めるのは難しいですが(^^)
パパの家事における自己受容と承認欲求
パパの家事はどうでしょうか。ママに比べれば、まだまだですが、自分は十分に頑張っている。前に比べれば十分に成長している。いい意味でしっかりと自画自賛できてれば、多少ダメ出しされたってへっちゃらになります。それどころか、ダメ出しが、善意のアドバイスに聞こえてくるもんです(他者信頼にもなってくるため)。
こうなってくると、貢献できて嬉しい(他者貢献)、という境地に入ってきます。家事のやる気もどんどん上がってきます(^^)
まさに、この自己受容ができていて、他者を信頼して、貢献感がある状態が、共同体感覚が高い状態となとなります。
つまり、共同体感覚が高い状態になれば、家事を頑張っている自分を認めてもらう必要がなくなるという仕組みです。
自己受容ができると承認欲求が激減するというのは本当でした。
最後までお読み頂きありがとうございます。自己受容は夫婦円満のキーポイントではないかと思う今日この頃です。
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