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子どもの勉強。親の永遠のテーマですよね。なかなか上手く勇気づけができません。コントローしようとする下心があるからかも。。。
そんな中、久しぶりに効果がありました。でもどうして?分析しました。
アドラー式勇気づけとは
アドラー式勇気づけとは、自分はできる!自分は役に立っている!という活力を与えること。(参考資料:AdlerPedia エヴァ・ドライカースの講義)
勇気づけの言葉がけの代表例は、ありがとう、嬉しい、助かる、大好き!(参考資料:勇気づけの子育て[原田綾子])
幸せになる6つの感覚を育てます。
- 所属感・・・みんな仲間
- 安心感・・・安心出来る居場所
- 自信・・・私はできる
- 貢献感・・・私は役に立っている
- 自己受容・・・ありのままの私でいい
- 勇気・・・失敗しても大丈夫
(参考資料ーThe Creative Force[Betty Lou]ーCrucial Cs)
こんな感覚が育まれれば、勉強する活力が上がるはずなのですが、現実はなかなかです。試行錯誤しています。
イライラ爆発で勇気くじきをしてしまう
さて、息子の受験勉強も佳境に入ってきました。やっとエンジンがかかってきたと思いきや。
家に帰ってくると
マインクラフト
コロコロコミック
なかなか勉強を始めず親はイライラ
勉強の予定開始時刻を1時間過ぎ
さらにイライラ
「今、勉強しなくてどうするの!こんなんじゃ受からないんじゃない?」
思いっきり勇気くじきをしてしまいました。
自己嫌悪のお父ちゃん。
アドラー式子育てを実践していても、イライラしますし勇気くじきもします。課題の分離もできず、信頼も示せませんでした。
そして、コロコロコミックを読み続ける息子。
なぜかイライラが止まらない日でした。そんな日もありますね。(自分を責めないように。。。お父ちゃんも頑張ってます^ ^)
一生懸命に勉強する息子
コロコロコミックを終えるとやっと勉強をし始めた息子。
バレないように観察しました。
1時間経過。
ちょっと休憩してまた1時間。
5時から晩ごはんまでの7時まで頑張っていました!
その横顔。カッコいい顔です!
勇気づけのタイミング
カッコ良かったと素直に伝ようと決心。でも、タイミングを練りました。
聞く姿勢になってないと、まったく響かないんです。大人もそうですが、聞く体制でないと、人の話を聞かない時ありますよね。
晩ごはんの用意ができて、席について落ち着いたら伝える作戦を立てました。
息子が席に着くと
「ねー」
(聞く姿勢を確認)
「さっき、カッコいい、いい顔して勉強してたよ」
とても喜んでいた息子でした!
晩ごはんの後も勉強を再開。息子の活力に繋がったかもです。
勇気づけのポイント
さて、今回、勇気づけが上手くいった3つのポイントを振り返りました。
- 過程に注目・・・勉強時間などの結果ではなく一生懸命なカッコいい姿に注目したこと
- 偽りのない真意・・・息子を見て心からカッコいいと感じたこと
- 下心がないこと・・・息子をコントロールする気持ちは無かったこと
過程に注目
最近、今日は何時間勉強した?と結果ばかりに注目しがちでした。たくさん頑張った日は、聞かれて嬉しい質問かもしれませんが、そうでない日は、聞かれたくない質問かもしれません。上手くできなかった時に、上手くできた?と聞かれたら嫌な気持ちになりますよね。質問のようでダメ出しになってしまいます。
結果に注目すること自体が悪いわけではありません。上手くできた時、褒めてもらったら嬉しいですよね。でも、結果ばかりになると、逆にプレッシャーになっちゃいます。
過程重視の方が勇気づけに繋がります。結果はなかなか自分ではコントロールできないですが、過程の行動は自己決定できるためです。
勉強時間は過程だと思っていましたが、結果にもなり得ると実感しました。一方で、一生懸命頑張っている姿は、紛れもない過程です。
偽りのない真意
頑張ってるねー、など、勇気づけをしているつもりでしたが、実際に勉強している姿を見ずに言っていました。今回のように、偽りのない気持ちがこもると違います。普段の観察や見守りの大切さを痛感です。
普段、忙しくてなかなか観察できませんよね。子どもだって、ずっと観察されたら気になると思います。ほどほどでオッケーだと思います。それでも、偽りのない真意に繋がるはずです。
下心がないこと
なんとかして勉強時間を増やそうという下心があると勇気づけになり難いんです。でも、そう思うのは、受験勉強をしている子どもの親としては当たり前ですよね。
子どもの勉強時間を増やしたいという気持ちがあるのは悪いことではないと思います。ただ、なんとかしてコントロールしようという気持ちが強くなり過ぎると要注意です。イライラも増してきちゃいます。
そんな時は、自分の気持ちを緩め、子どもへの接し方を柔らかくすることで、イライラもおさまります。子どもがゲームに夢中でイライラしてきたら「おやつタイムにする?」で自分のイライラにも気分転換です!
観察してコツコツ勇気づけ
子どもを観察すると自然な勇気づけに繋がります。
頑張ってるね
そんな一言でも勇気づけに!