テレワークが進み、着々と家での労働環境を整えているのですが、今度はスキャナーが欲しくなりました。
案の定、妻からは承認がおりません。
「ちゃんと予定を立てれば、会社に出社した時にスキャンすればいいでしょ」
ごもっともな意見です。妻の言うことはいつも正しいです。反論はできません(涙)
でも、今回は違う結果に。なんとか購入の承認を得ることができました!会社の稟議を通すより難しい妻からの了解。2つの言葉が響いたみたいです。
- 「必要ないかもしれないけどこれを買ったら柔軟性が増して人生が豊かになるんだよ」
- 「でも、誰がの犠牲の上に成り立つ自分の幸せなら諦めるよ」
選択理論の幸福の条件を意識
これらの2つセリフは最近学んだ選択理論の幸福の4つの条件を意識しました。
精神的健康(幸福)になるには、
① あなたが選択している人生を楽しんでいますか?
② 自分の身近にいる大切な人と良い人間関係を持っていますか?
③ (あなたが)人生で価値があると信じていることを行っていますか?
④ そして、この同じ「幸福への切符」を、誰からも奪っていませんか?
よりよく生きるための心理学 9つの心理学と選択理論(磯部 隆、日本選択理論心理学会理事)
スキャナーを買うという選択で、人生は楽しくなるのか→はい。働き方が柔軟になり、豊かになります。
スキャナーを買うという選択で、大切な人と良い人間関係は築けるのか→?妻は反対しているのでクエスチョンマーク。
スキャナーを買うことは人生で価値があることか→はい。テレワークのストレスが減ります。
スキャナーを買うことで誰がの幸せを奪うことになるか→?妻は反対しているので、妻の幸せを奪うかもしれません。
人生が豊かになることを説明
正論ではスキャナーは必要はないものかもしれません。しっかりとスケジュールを立てれば、会社でスキャンをすればいいんです。妻の言っていることは正しいということを伝えました。共感だけでなく、同意も示しました。(ちなみにアドラー心理学の勇気づけは、共感が大切と考えます。同意までは必須ではありません)
その上で、スキャナーを買うことで、なぜ、私の人生が豊かになるかを説明しました。
- 仕事の仕方が柔軟になる・・・出社しないとできないことが多々あります。その一つがスキャンです。スマホのアプリで代用できるものもありますが、すべてではありません。家でできることが増えると、仕事のやり方の柔軟性が増します。出社している時「これは家でもできる」と思えると、残業をしなくて済むこともあります。
- テレワークのストレスが減る・・・「あー。スキャナーがないから、次に出社するまでできないな」となるとストレスなんです。もし、家にスキャナーがあれば、サクッとできます。この差は大きいんです!
しかし、妻のブロックは鉄壁でした。「ちゃんとスケジュール立てれば大丈夫でしょ。出社した時にスキャンすれば。スキャナーが必要になることはどのくらいあるの?」
実は、そんなに頻度は多くないんです。なので無くても対応は可能です。
妻の説得はこの時点ではできませんでした。
妻の犠牲の上に成り立つ幸せであれば諦めると覚悟
選択理論の4つ目の条件を思い出して、覚悟しての最後の説得をしました。
「でも、誰がの犠牲の上に成り立つ自分の幸せなら諦めるよ」
最後の言葉が妻に響いたようで妻に変化が。
「引出しとあの部屋を片付けてくれたらいいよ」
どうやら妻は、私の片付けができていないことに不満があり、さらに、物が増えるのが我慢できなかったようです。
ちなみに金額は2万円。決して安い買い物ではありませんが、妻はお金のことより寸法を重視していました。私が買おうとしていたものはコンパクトタイプで、その条件もクリアできました!
みんなが幸せになる方法は必ずある
アドラー心理学では、みんなが幸せになる方法は必ずあると考えます。なぜなら、究極的には、みんな、いい目的に向かっているからです。
極端な例ですが、泥棒だって、生きるため、又は、人生を楽しむために泥棒をしています。生きるため、人生を楽しむのはいい目的です。ただ、泥棒をするという行為は犯罪です。
今回の例は、私はスキャナーを買えてハッピーに。妻は私が片付けにもっと積極的になってハッピーに。2人とも幸せになる方法が見つかったということになります。
もし、私が片付けを実行しなかったら、妻の犠牲の上に私が幸せを手に入れたことになってしまいます。あとは、私が実際に片付けを頑張るのみです。というか、もう、やるしかありません!早速、本日、片付けを実行しました。