過去への執着
捨てられない物への執着
どんなイメージを持っていますか?
私はネガティブなイメージを持っていました。
なんだか後ろ向きなイメージです。
執着は悪いもの
過去の栄光にすがっている
過去への後悔
捨てられない物
執着は手放すべきもの
なーんて思ってました。
先日、アドラー心理学の勉強会に参加して、その考えが大きく変わりました(みこちゃんこと水野美津子さん主催のアドラーと仲間たちの会)。
過去への執着は未来への希望と活力
そんな考え方が湧いてきました。
それは、アドラー心理学の2つの考え方からの気づきでした。
アドラー心理学では、劣等感は、プラスの方向へ向かう、原動力という考え方があります。
感があるから、人間は、それを克服しようとする。
人は常にマイナスからプラスへ向かっている。
マイナスの力か強いほど、バネのように、プラスへの力も強くなる。
人間は、他の動物のように牙を持っておらず弱い存在だからこそ、創意工夫していろいろ創り出す。
もう一つは、過去の思い出は、今の自分が作り出すもの。今の自分が、あえて、数ある思い出の中から、その思い出を選択している。それが事実とは異なる場合だってある。
という考え方です。
妙に腑に落ちたのは、4歳の娘の過去へのこだわりです。
幼児さんによくあるこだわり。
「ママと行きたかった〜」
「自分でやりたかった〜」
もう終わったことなので、どうにもならないのに、大泣きしながらこだわり続ける幼児さん。
そこで、親がこんなことを言ったら、ますます泥沼に。(よくあるパターンです💦)
「もう終わったことだから、どうにもならないの」
「ごめんね。終わったことそんなに言われたら困っちゃう」
「もうどうにもならないんだよ」
と言ったら
「え〜ん」
娘はしばらく泣き続けます。
幼児さんのあるあるですよね。
でも、実は、これ。
今の私は
将来
お母さんと行きたい!
自分でやりたい!
という未来への希望と活力に溢れているんです
目からウロコの瞬間でした。
親をイライラさせる幼児さんの終わったことへのこだわりは
未来への希望と活力に溢れています
勇気づけにも魂がこもった
そう腑に落ちた後、娘への対応に、単なる言葉がけでなく、魂が入った感じがします。
「お母さんに甘えたかったの?」
「明日はお母さんと行けるように、今から、電話でお話しするね」
「自分でやりたかったのね」
「じゃあ、今から、自分でやってみようか」
過去への執着は勇気づけのメッセージ
執着に対する考え方が大きく変わりました。