子どもの提案で家族会議を再開!アドラー式の実施方法10ステップを紹介

子どもの提案で家族会議を再開!アドラー式の実施方法10ステップを紹介

2020年6月20日
アドラー式子育ての手引き

まさかのお兄ちゃんの提案でした。家族会議をやりたいと言ってきました!予想外に、久しぶりに家族会議を開催。議長にはお父ちゃんを推薦してくれました。

家族会議とは

家族会議とは、アドラーとその後継者達が推奨する、アドラー心理学を基礎とした民主的な会議。共同体感覚の育成が主な目的です。家族会議と同形態のクラス会議もあります。

クラス会議の具体的な開催方法についてはこちらの記事をご参照ください。会議の全体的な雰囲気を体感して頂けると思います。

アドラー心理学のエッセンスが詰まった「クラス会議」
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家族憲法の成立と大臣の任命

さて、今回の議題は、家族憲法の成立と大臣の任命でした。

お兄ちゃん。ちょうど憲法について勉強したらしく、家族憲法の草案を作成していました。

相手を否定してはいけない。家族会議の実施方法。暴言の禁止。などなど。面白い内容でした(^^)

大臣は以下に決まりました

  • お掃除・きれい大臣 妹
  • お料理大臣 ママ
  • 財務大臣 パパ
  • 文部科学大臣 お兄ちゃん

子どもって、予想外の行動をします。家族会議を推進するお父ちゃんとしては、とても嬉しかったです。

家族会議の大まかな流れと段取りを紹介致します。家族会議を開催する上で参考にして頂けたら嬉しいです。

家族会議の目的

家族会議の目的は子どもの共同体感覚の育成です。「自分はできる」(自己受容、自己肯定感)「自分は役に立っている」(所属感、貢献感)と言う感覚です。常にそのことを意識して実施します。家族会議を子どもをコントロールする道具にしたり、しつけのためには使用しません。

家族会議の実施方法

アドラー式子育ての手引き「Positive Discipline」では、家族会議の大まかな流れを以下と提案しています。

賛辞と感謝

過去の解決案の評価

今回の解決すべき議題

予定を立てる(イベントや外食など)

楽しいアクティビティやデザート

「Positive Discipline」より翻訳して引用

まず始めは、賛辞と感謝です。家族会議のウォーミングアップであり、自分は家族の一員であり、役に立っていると言う感覚に繋がります。

最後は、遊んだりデザートなど、楽しいことで締めくくります。

家族会議の具体的な手順

Positive Disciplineが提案する押さえておきたい10のステップです。ほとんどの方は、他の家族が実施する家族会議を見る機会はありませんので、どのように実施したら良いか最初は戸惑うと思います。全く同じようにする必要はありませんが、まずは、この通りに実施することをオススメします。実践あるのみです!

1, 開催の言葉・・・「みんなが覚えるまで、家族会議の10のステップを説明します、、、」子どもができる年齢であれば、子どもにステップを読んでもらいます。

2, 賛辞と感謝・・・「ひとり1つずつ、褒めたいこと、ありがとうしたいことを話しましょう」

3. 家族会議の議題・・・「普段、みんなが書けるように、冷蔵庫にパネルを貼っておきます」

4. 順番人形・・・「この人形を持ってる人だけがが話します。全員に必ず順番が回ってきます」

5. ブレインストーミング・・・「ブレインストーミングとは、なるべく多くのアイデアを出すことです。いい悪いは決めません。どんなアイデアも大歓迎です」

6. 解決案に集中する・・・「この課題にしましょう。誰か書記係をしてくれますか?」

7. 子どもが先になるように勇気づける・・・「アイデアがある人、手挙げて〜!面白アイデア大歓迎です」沈黙があっても構いません。どんなアイデアも書き留めておきます。

8. か・こ・お・や・チェック・・・解決案が、(か)関連性があり、(こ)これならできる、(お)お互いを大切にしている、(や)役に立つ、の4点に当てはまることを奨励します。「解決案の中で、関連性がないもの。これならできる!と思えないもの。お互いを大切にしていないもの。「私は役に立っている」と思えないものはありますか?」

9. 解決案を選ぶ・・・「どの解決案を試したいですか?一つに絞りますか?それともいくつか試してみますか?1週間やってみて、次の家族会議で、うまくいったこと、いかなかったことを話し合いましょう!」

10. 楽しい活動で締めくくる・・・「何をするかは順番で決めます。今日は私の好きなボードゲームです。来週は誰が決めますか?」

「Positive Discipline」より翻訳して引用。一部、意訳あり。

いかがでしょうか。イメージは掴めましたでしょうか。私の経験上、以下の2点さえ守れば、なんとか形になります!

  1. 必ず賛辞と感謝を入れること(パスもOK)
  2. 順番に全員がアイデアを出すこと(パスもOK)

褒め言葉と感謝の勇気づけのウォーミングアップは必須です。これがあると安心感がうまれます。そして、全員に発言の機会があることは、貢献感や平等性を感じることができます。民主的な会議として大切な要素です。

記事の冒頭で紹介しているクラス会議の記事もご参照ください。会議の雰囲気が分かると思います。

子どもの共同体感覚の育成に、家族会議を活用して頂けたら嬉しいです。家族会議はアドラー心理学のイチオシです!

ルドルフ・ドライカースの貢献

アドラー心理学の発展に多大な影響を与えたとされるルドルフ・ドライカースが家族会議の発展に力を入れていました。ルドルフ・ドライカースさんはこんなかたです。1960年にオレゴン大学で実施された公開ファミリーカウンセリングの動画が保存されています。こちらの記事で紹介していますので是非!

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