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勇気づけ国語塾の原田武敬さんのクラス会議セミナーに参加してきました。
クラス会議とは
アドラー心理学のエッセンスがたくさんつまってるんです。
アドラーの後継者達がイチオシのクラス会議や家族会議。
その目的はズバリ
共同体感覚を育てること
自分のことが好き(自己受容)
みんなは仲間(他者信頼)
みんなの役に立っている(他者貢献)
という感覚を育てるエッセンスがたくさん詰まっています。
私も家族会議を何回か試したり、会社の会議にエッセンスを取り入れようとしましたが、なかなか思うようにはいきませんでした。
モヤモヤしていたものが、今回のセミナーに参加して、だいぶ晴れました。また、やる気が出てきました!
たけちゃん先生こと原田さんは長年小学校教師をされていた方で、実際にクラス会議をされていました。クラスによっては毎朝。
その経験を惜しみなく説明。
そして、実際にクラス会議を体験しました。
クラス会議の大まかな流れは
まず輪になります。みんなの顔が見えて、距離も一緒なので、相互理解や平等な関係性に役立ちます。体験すると、これがなかなかいいんです!
そして、最初は、嬉しかったことや感謝していることをひとりひとり順番に発表していきます。勇気づけで準備体操といった感じです。
発表したくなかったらパスもオッケー。
一巡したら、パスした人に、もう一度聞き、よければ発表してもらいます。
この時点で、どんな自分でもいいんだという、居心地がだいぶ良くなってきます。(自己受容)
そして、議題に移ります。
(ちなみにルールとして、批判しないなど、相互尊敬、相互尊重を前提としたルールもあります。)
最初の議題は私の悩み相談から始めさせて頂きました。
「洗濯物をなかなかたためず溜めてしまう。なんとかならないでしょうか。」
議題発表のあと、質問があれば質問します。
そして、ひとりひとりが、解決策について発表していきます。これもパスしてもオッケーです。
いろんな解決案をみんなに出してもらいました!
この議題は、私の悩みなので、何を実行するかは、私が決めることになります。
実際に試してみたい解決策がたくさん出ました。(写真)
さて、クラス会議を実際にしての感想です。
まずは単純に楽しい。
悩み相談なのですが楽しくなってきます。
クラス会議を終えると起こる変化
自分の悩みをみんなが真剣に考えてくれるので、嬉しい気持ちになる。大切にされているという感覚も。(他者信頼)
解決案を出した方も、真剣に聞いてもらい、嬉しい気持ちになります。(他者貢献)
解決策をみんなで考えるので、問題解決力も上がります。(自己受容)
自分ひとりでは思いつかない、いろんな意見をたくさん聞けます。迷っちゃうくらい、出てきます。
他の方の悩みについて話している時も、いろんな気づきがあります。
なかなか言葉で説明するのは難しいのですが、この形式のクラス会議が、小学校で定期的に実施されれば、共同体感覚が自然と育つのは間違いないと思います。
次回の休日開催のクラス会議セミナーには、もっと多くの教育関係者も参加されるとのこと。
小学校にもどんどん広がっていく予感です。
うちの小学校にも導入されればいいのになぁ。
校長先生に相談しようか。
家族会議の具体的な実施方法を紹介
クラス会議と同形態の家族会議もあります。こちらもクラス会議と同様に、子どもの共同体感覚を育てるのが目的です。協同して問題を解決する力もついていきます。
パパとママのクラス会議
8ヶ月後にパパとママが集まってクラス会議を実施しました。その時の様子はこちらです。解決できない悩みはないんじゃないかと思えるくらいの勢いでした!