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おかあちゃん特性のオリジナル壁紙
ええかげんがいいかげん
まいっか君
最近、お兄ちゃんがiPadの壁紙に使っています。
お兄ちゃんの良いところではあるのですが、ひとつのことにこだわり過ぎて、勉強がなかなか進まないことが。
そこで、おかあちゃんが書き上げたオリジナル壁紙。ええかげんがいいかげん。まいっか君です。
お兄ちゃんの良いところが不便に働いた時の気づきになればという魂胆です。
息子は6年生。ライフスタイル(性格のような概念)はすでに形成されている年頃なんだなぁと思いをはせ、ライフスタイルについてじっくり考えてみました。
ライフスタイルとは
アドラー心理学では、思考や行動の特徴のようなもので、ライフスタイルという概念があります。
自分、相手、周りの世界の見え方のようなもので、以下の〇〇に入る言葉は人それぞれです。
私は〇〇。みんなは〇〇。世界は〇〇。だから、私は〇〇する。
ライフスタイルは10歳くらいまでには形成されるとされています。つまり、6年生の息子のライフスタイルは出来上がっているころです。
息子にとってはマスクは当たり前の生活
息子は1歳の時に肝臓移植をしているので、感染症には気を使う必要があります。コロナ以前からマスクをつけて生活をしているんです。息子にとってはコロナ以前から感染症の危険がある生活でした。
外出時に常にマスク。不便な生活と思っている方も多いのではないでしょうか。その生活は息子にとっては当たり前なんです。
沢山の人の優しさに触れて育っている息子
生活に制約のある息子。マスクをする生活。毎日、薬を飲む生活。定期的に病院に行く生活。入院も何回もしています。でも、その分、人の優しさに触れる機会も沢山あるんです。
息子は入院した初日にこんなことを言ったことがあります。
「お父さん、今日もいい1日だった」
夏休みに入院したこともあります。
その時は、自由研究を入院時にしました。病院の薬剤師さんにインタビューをしました。薬剤師さんは心よくインタビューに応えてくれました。
入院生活にもいい思い出があるようです。
息子のライフスタイル
上記のことを踏まえて、息子のライフスタイルについて考えてみました。
私は〇〇。みんなは〇〇。世界は〇〇。だから、私は〇〇する。
息子はおっとりしていますが、細かいことを気にするところがあります。
細かいことを気にする気質は、感染症リスクから自分を守るためには、自然なことなのかもしれません。
おっとりさと注意深さの両方を持ってあるなんて、特徴的だと改めて思いました。
ライフスタイルは人生を創る原動力
アドラー心理学では、ライフスタイル=クリエイティブフォース(創造力)という考え方があります(私の解釈です)。人はライフスタイルを使って、人生を切り開くことができるなんて素敵な考え方ですね。
息子のおっとりしてコツコツ頑張る力。注意深く細かいことにこだわる力。いろんな場面で役に立つ気質です。
ライフスタイルが不便に働くことも
ライフスタイルが不便に働くこともあります。おっとりし過ぎて、相手を沢山待たせてしまったり。細かいことにこだわり過ぎて、先に進めなかったり。
ライフスタイルは人それぞれ違う見え方をする固有のメガネのようなものですが、度の強い虫メガネのように世界が極端に見えてしまうことがあります。それはさすがに不便ですよね。
他の人のメガネ(視点)をかけることもできる
そんな時は、虫メガネを普通のメガネに変えたり、他の人のメガネをかけたらいいんです。
それが息子にとっては
細かいことが気になり過ぎちゃった時の魔法の言葉
ええかげんがいいかげん By まいっか君
コツコツやこだわりだけでなく、時には、まいっかで、いろんな視点を持つことがヒラメキに繋がったりするのではないでしょうか。
ライフスタイルは変えることもできる
補足です。アドラー曰く、ライフスタイルは死ぬ直前まで変えることができるそうです。
実際のところ、簡単に変えることはできないと思いますが、ライフスタイルは自分で選択すれば、変えることができます。
私のライフスタイルも、3年前とは少し変わってきています。